2022/09/17
反り腰さん
反り腰は、一見きれいな姿勢にみえて自信に満ち溢れている印象を与える姿勢ですが、身体にはとても負担のかかる姿勢です。
反り腰になる原因はデスクワークなどで頭を突き出す姿勢を長時間おこなうことと、姿勢を良くしようと胸を張ることが考えられます。
背骨は首(頸椎)、胸(胸椎)、腰(腰椎)、お尻(仙骨)(尾骨)といくつかのパーツに分かれていて、全体的にきれいな「S字」を描いています。
ですが、反り腰姿勢の方は胸を張ることでこのS字の形が乱れています。首の湾曲が失われ、ストレートネックに。
腰や胸のS字も本来の形とはかけ離れてしまっているため、あらゆる場所に負担がかかり、肩こりや腰痛に悩まされやすい姿勢です。
反り腰姿勢の方の身体の使い方の癖がもう一つあります。
それは、立っているときに膝を伸ばし過ぎてしまうことです。
まっすぐ立つ、きれいな姿勢を意識するあまり、太ももに力を入れて膝を伸ばし過ぎの状態で立っています。
膝が伸びきると、太ももの前側が緊張し、骨盤を前傾方向に傾けてしまいます。
また、ふくらはぎがパンパンに張っていることも特徴の一つになります。
反り腰では、腰への負担はもちろん体調の不良の原因に繋がります。
正しい姿勢は、人間にとって1番楽で安全です。